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ハウスメーカーコラム

一戸建てに二世帯で住むなら知っておきたいこと

コスモ建設の田村です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。

親世代との同居で二世帯住宅を考えたとき「部屋の数を多くして共有スペースがある広めの家を建てるか」「生活は分離し、隣接、または階で分ける形にするか」など、色々検討されると思います。

二世帯住宅はタイプによってメリット・デメリットがあります。
後悔しない住宅を建て、末永く同居するためのポイントについて検討してみませんか?

親世帯との生活スタイルに違いがあるか検討しよう

たとえば「70代の両親(早朝に趣味を行うのが日課)」と「中学生・高校生の子どもがいる共働き4人家族」が、二世帯住宅を検討する場合どうすればよいでしょう。

こちらのご家族の場合は、70代のご両親とライフスタイルが大きく違うため、生活空間をあまり共有しない、分離型の二世帯住宅を建てた方が無難です。

毎日夜遅くに仕事から帰ってきて、昼過ぎにまた出勤する夫婦やお孫さんたちの学校のことも加わると、ゆったり過ごしたい親世代の方にとってはストレスを感じてまい、様々なトラブルの原因にもなりかねません。

逆にライフスタイルに共通点が多く、決まった時間に家族で行動する(同じ時間にご飯を食べて出勤や通学を行うなど)世帯であれば、リビングやキッチンなど共有スペースをしっかり確保した方が日常生活の中で家事なども助け合えますし、建設費用も分離型より抑えられます。

トラブルを未然に防ぐコミュニケーションと住宅設計を

二世帯住宅に限らず、誰かと暮らすときには以下のような問題になりやすい点があります。
・生活時間の違い
・生活費の折半方法
・家事などの作業分担

家を建てる段階で、生活費の折半方法や家事の分担を相談しておくことは、住宅設計のヒントにもなります。

二世帯住宅の光熱費について

たとえば、親世代はほぼリビングで生活し、寝室などの電気はほとんど使用しないケースでは、単純にかかった電気代を各家庭で分ける、もしくはどちらかの世帯が負担するのが一般的です。

しかし親世帯が書斎にいることが多い、子供が夜中まで勉強や趣味で起きているなど、個々の世帯で著しく電気使用量に差がある場合は、検針メーターを分岐することでトラブルを防ぎやすくなります。

二世帯住宅のキッチン・トイレについて

共同生活を始めた家庭に聞くと「できれば2つ作りたかったもの」には「キッチン」や「トイレ」があげられます。

キッチンは親世帯と子世帯で「使い勝手の良いものが違う」ことも珍しくありません。
メインの共有スペースのキッチンを子世帯用に設計した場合、親世帯が「ちょっとお茶を入れるのに共同のキッチンに行くのも…。」と思ったとき、親世帯用のコンパクトなキッチンがあると便利です。

家族が多い場合、特に朝はトイレラッシュがケンカの元になることもありますよね。
トラブルを回避するために親世帯用と子世帯用を見越して、2つ設計する家庭も最近ではめずらしくありません。

ですが、利便性を重視して同じ設備を2つ作ると、建設費用がかさむだけでなく掃除の手間や必要な備品も増えます。

キッチンが2ヶ所になると火元の心配も増えるので、家事分担や管理がスムーズにいくかどうかも含めて設備の位置や規模を決めるのが理想です。

親・子・孫の3世代で暮らす最大のメリット

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親子2世帯、孫も含めると3世代に渡って一つの家庭の中で暮らす最大のメリットは「協同生活ができること」です。

単なる同居ではなく、お互いの生活を補いながら生活することはお互いの快適な暮らしが実現します。

例えば、子世代が共働き世帯で子供が小さい場合、急な孫の発熱や突発的な残業があった際にも、一時的に祖父母に看てもらえることができます。

また、こんな時にも双方で助け合うことができます。
・親世代が急に体調を崩したりケガをした
・将来、親世代に介護が必要になった
・子世代に急なけが人が出た

上記のような助け合いはもちろんですが、孫世代にとって自分の父母とは違った価値観や人生観をもった祖父母たちと普段から触れ合うことは、良い経験となり将来に役立つこともあると思います。

ただし、祖父母との教育観が極端に違う場合は孫が混乱することもあります。
食費や光熱費をそれぞれの家庭で負担または折半するように決めている家庭では、祖父母に孫を預ける機会が増えると、そのお金の流れが煩雑になる可能性もあります。

どちらかの家庭に様々な負担が偏ることなく、過ごしやすいルールを設定したうえで「困ったときはおたがいさま」といえる関係を築けるのが親子で暮らす最大のメリットといえます。

二世帯住宅にまつわる、お金のこと

まず「2014年 注文住宅動向・トレンド調査」(リクルート住まいカンパニー調べ)による、全国の二世帯住宅の新築物件の相場をご紹介します。

・単世帯住宅:43坪(141.9m2)で2,625万円
・2世帯住宅:57坪(188.1m2)で3,566万円

さすがに全国の平均相場だと北海道相場とは違って金額が高く感じますね。

コスモ建設で建てる場合、40~50坪の二世帯住宅(完全分離型)ですと、仕様設備にもよりますが坪単価は約55~60万円です。

最近建てた二世帯住宅(完全分離型)は約2500万円でした。単世帯と比べると数百万円もの開きが出てきます。

建築費用の面では負担の大きい二世帯住宅ではありますが、将来的に子世帯が「相続」する上で「相続税」が「単世帯時代に親が建てた親の家」を相続するよりも抑えられるのが一般的です。

これらの費用の全体像を含めて、試算してみたうえで予算を組んでみるのが良いでしょう。

新築一戸建てをご検討の方は、札幌のハウスメーカー コスモ建設へお気軽にご相談下さい!
私たちは1984年創業以来、地域に密着した建築会社として北海道の家づくりに取り組んでいます。
北海道に適したツーバイフォー・ツーバイシックス住宅をご提案します!

この記事のポイント

家族が増えると大変なこともありますが、お互いに助け合ったり、楽しい思い出が増えたりとメリットも多いものです。
事前に話し合いを十分に行って、素敵な住宅に巡り合ってくださいね。
モデルハウス

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この記事を書いた人

営業部田村 光年

携わったお客様に『私からでよかった』『私に任せておけば大丈夫』と感じていただけるお付き合いができるよう、お客様に向き合い一緒にチャレンジし、共に成長していけたらと思います。

 

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