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ハウスメーカーコラム

平屋の勾配天井のメリット・デメリットは?後悔しないために確認を

コスモ建設です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。

 

平屋に勾配天井を取り入れると、開放感のあるゆったりとした空間を演出できます!

ただし「勾配天井のデメリットをきちんと把握せずに取り入れて後悔している」という声も。

 

そこで今回のコラムでは、平屋の勾配天井のメリットとデメリットを解説。

せっかくの家づくりで後悔しないためにも、平屋に勾配天井を取り入れる際の注意点をしっかり把握しておきましょう。

 

 

平屋の勾配天井とは?

勾配天井(こうばいてんじょう)とは、屋根の形状を生かして斜めに仕上げた天井のことです。

通常、屋根の下につくる天井裏を取り除き、屋根の下に直接天井材を施して仕上げます。

傾斜のある天井ということで、「傾斜天井(けいしゃてんじょう)」と呼ぶこともあります。

 

勾配天井は屋根の真下にある部屋につくれるので、2階建てであれば2階の部屋の天井、平屋の場合は1階の部屋の天井が勾配天井となります。

 

平屋の勾配天井の天井高は、一番高い部分で4~5mほどにもなります。

通常の天井の一般的な高さは2.2~2.4mほどですので、勾配天井は2倍も天井が高いということになりますね。

 

平屋は、家の高さや重さの関係から、2階建ての家よりも屋根のデザインの自由度が高い傾向があります。

そのため、平屋は勾配天井ならではの魅力を感じやすい家でもあります。

 

勾配天井の平屋のメリット・デメリット

平屋に勾配天井を取り入れるメリットとデメリットをそれぞれ確認しましょう。

 

メリット①開放感のある大空間になる

勾配天井は天井が高くなることで、開放感のある広い空間になります。

平屋はワンフロアでゆとりのある間取りが特徴ですが、さらに広々とした開放感の中でゆったりと暮らせるでしょう。

 

メリット②採光や風通しをしやすい

勾配天井だと高い位置に窓を設置できるので、外からの視線を遮りつつ採光や通風が可能です。

ワンフロアで広い間取りの平屋は部屋の真ん中まで光や空気が届きにくいですが、高い位置に窓を設置することでその悩みも解消しやすいです。

高い位置の換気窓と低い位置の腰窓など2カ所以上の窓を開ければ、空気の流れができて換気がスムーズに。

 

メリット③ロフトを設置できる

天井にできたスペースの一部にロフトなどを設置すれば、空間の使い方がさらに広がります。

子ども部屋、趣味部屋、書斎、ゲストルームなど、使い方はさまざま。

1階のリビングなどからは見えないので、大きな荷物の収納場所にしても良いでしょう。

 

デメリット①コストが高くなる

勾配天井は内壁で室内から見える部分の面積が増えるので、内装費用が高くなったり、通常の天井と比べて下地や仕上げの施工費も高くなったりする傾向があります。

もともと平屋は2階建てと比べて坪単価が高いため、勾配天井の施工費が全体費用をさらに増額させてしまう可能性があります。

 

平屋の坪単価が高い理由は、2階建てと同じ広さを確保しようとするとその分単価の高い基礎や屋根の面積が増えるからです。

なお、平屋の広さを決める際には敷地面積に対する建築面積の規定「建ぺい率」に注意が必要!

 

家の広さを決める際に知っておきたい建ぺい率・容積率についてはこちらのコラムで解説していますよ。

建ぺい率と容積率とは?計算方法や広く家を建てる方法などを解説!

 

デメリット②断熱性や空調効率が低下する

天井が高くなって空間が広くなるので、その分空調効率が下がってしまいます。

また、夏の暑さ・冬の寒さが屋根から伝わるのをシャットアウトしていた天井裏がないため、外気の影響を受けやすくなってしまいます。

冬は暖かい空気が天井部分に上がってしまって寒い、夏は日差しによる熱が屋根から伝わり暑いといったことも。

 

デメリット③メンテナンスが大変

高い天井に取り付けた照明や窓、シーリングファンなどのメンテナンスに手間がかかるのもデメリットです。

自分でできなければ業者に依頼する必要があり、その際は費用もかかってしまいます。

 

 

後悔しないために知ろう!勾配天井の平屋の注意点

シーリングファン

勾配天井の平屋で快適に暮らすためには、断熱性と空調効率への配慮が欠かせません。

断熱性を上げるためには、高品質の断熱材をたっぷり施し、窓やドアなどの開口部にも断熱仕様の建具を用いましょう。

特に窓は外気の影響を受けやすいので、ペアガラスやトリプルガラス、内窓や樹脂製サッシなどの採用を!

 

空調効率アップには天井にシーリングファンを取り付けて空気循環を促すのもおすすめです。

おしゃれなシーリングファンも多いので、インテリアとして勾配天井ととても相性が良いです。

天井にインテリアのポイントがあって視線が上がることで、縦の空間が強調されて部屋がさらに広く見えるでしょう。

 

また、広い空間の中心まで太陽光が届きにくい平屋では、照明器具の設置場所に工夫を。

一般的なシーリングライトのほか、ペンダントライトやダウンライト、間接照明なども組み合わせて、用途や空間に合わせて部屋を照らせるようにしましょう。

勾配天井の高い位置に設置する照明には、寿命が長く電球交換の手間が少ないLEDライトを使うのがおすすめです。

 

 

平屋の勾配天井の特徴と注意点を知って後悔しない家づくりを!

勾配天井とは、屋根の形状を利用して斜めに仕上げた天井です。

平屋は1階建てなので、リビングなど1階の部屋の屋根が勾配天井となり、開放感のある広々とした大空間をつくれます。

 

勾配天井のメリットには、開放感のある大空間、採光・風通しがしやすい、ロフトの設置が可能といった点があります。

しかし、コストが高くなりやすいことや、断熱性や空調効率の低下、メンテナンスの手間がかかるといったデメリットがあることも覚えておきましょう。

 

勾配天井の平屋で快適に暮らすには、断熱性や空調効率への配慮や、すみずみまで光をとどけるための照明設置の工夫などが必要です。

注意点を知って、快適な平屋のプランニングに役立ててくださいね。

 

コスモ建設は冬の寒さが厳しい北海道のハウスメーカー。

徹底した気密施工・断熱施工で、暖かく快適な住まいを実現します。

 

工法・仕様について

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この記事を書いた人

営業部森岡 優奈

笑顔でマイホーム計画が進められるようお客様一人ひとりと向き合い、“分からない事が聞きやすい、相談しやすい”と思ってもらえるような関係性を築けるよう、精一杯ご対応させていただきたいと思っております。
宜しくお願いいたします。

 

 

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