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ハウスメーカーコラム

一戸建てで音が響く原因は?家づくりの防音対策

コスモ建設の黒田です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。

マンションなどの集合住宅では気にしがちな音対策ですが、一戸建てで音が響くことってあるのか、考えたことがありますか?
実は、一戸建てでも音が気になるケースは、思っているより多いのです。

一戸建てで音が響く原因や、建てる際の防音対策についてお話します。

一戸建てで音が響く、気になるケースや原因とは?

一戸建てで音が響く原因は、ひとつではありません。

室内で気になるケースだけでなく、外からの音が気になるケースもあります。

室内で音が気になるケースと原因

生活音や足音など、室内でのアクションが音となって騒がしさを感じさせるケース。

お風呂など響きやすい空間の音、洗濯機や掃除機の音、料理中の音、子どもの足音、話し声などの音が気になる…というのはよく耳にします。

音が響く原因として材質や構造、間取りの組み合わせが挙げられます。
特に吹き抜けであったり、上階のある「木造」の住宅だと響きやすくなるようです。

新築時に防音対策を考えずにつくると、あとから暮らしてみて響きやすくて気になる…というケースが多いですね。

外からの音が気になるケースと原因

道路や線路が近い、工事現場や商業施設、幼稚園や学校などの教育施設があるなどで
、騒がしい音が外から入り込んでくるケースです。
また、隣の家との距離が近いと、隣人の声や生活音が聞こえることもあります。

いずれの音も一度気になってしまうと、家で心からリラックスできなくなってしまう可能性がありますよね。

もう建ててしまっている場合は、上階の床に遮音ボードや防音シートにするなどの対策もあります。
家から外への防音対策としては、話し声や音楽が漏れるのを防止する防音カーテンを使う、窓ガラスを二重サッシや防音に変えるなども効果的です。

一戸建てで音が響くようにしないために!建てる際の防音対策

一戸建てで音が響く対策としては、建てる際にあらかじめ防音対策をしておくのがベストです。

ハウスメーカーの防音対策

一戸建ての防音対策はハウスメーカーによって異なりますが、新築時に施工する防音対策の例をご紹介します。

●外壁

壁は厚い方が音を通しにくいので、タイルやコンクリート、サイディングにすると遮音性が高まります。
反対に、遮音性が低い外壁の例としては木材や樹脂系サイディングなどが挙げられます。

●内壁

断熱・吸音してくれるグラスウールやロックウールを使用。
石膏ボードや遮音シートの下地に仕上げ材を貼ったり、外壁と石膏ボードなどの下地の間に空気層を挟んだりして、音を伝わりにくくします。

●屋根

コンクリートや瓦が防音効果が高いです。
軒が浅いと雨が外壁に当たりやすく、雨音が気になることがあるため、軒は長く出ている方が防音効果が高くなります。
屋根の下地に防音材を入れるとより遮音効果が高まります。

また、トタンや金属屋根、ステンレスやガルバリウム鋼板といった厚みの少ない素材は防音効果が低くなってしまう傾向があります。

●天井

天井裏に断熱材をたくさん入れると、2階の音を吸収してくれます。
また、屋根からの雨音も響きにくくなります。

●床

遮音性の高いフローリング材を使用するほか、音が気になる2階のフローリングの下に、衝撃を吸収する防音シートや遮音ボードを設置する方法があります。

また吸音材として、断熱材としても使用しているグラスウールやロックウールなどをたくさん充填するのも効果的。
私たちコスモ建設でも採用している方法です!

カーペットなど、音を吸収する素材を敷くのもオススメです。
毛足の長い方が音が出にくく、吸音性も高くなります。

床材の選び方は?特徴や向いているタイプ、場所別の選び方も解説!」もあわせてご覧ください。

●窓

道路など音が気になるところに面した窓は小さくすることで、音の響き方は小さくなります。
窓ガラスを複層ガラスにすることで音が伝わりにくくなります。

コスモ建設の防音対策

私たちコスモ建設でも、さまざまな防音対策を行っています。

特に2階からの防音対策としては、1階天井と2階床の間に吊り金物を使用し、天井と床材に隙間を作っています。
天井と床材に隙間を作って1階と2階を離すことで、音の振動が伝わらないようにしているのです。

さらにその隙間に吸音材としてグラスウールを入れ、より防音効果を高めています!

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一戸建てで音が響く対策は間取りの工夫でもできる?

家の間取りのイメージ

防音対策をしっかりしていても、小さな音でも気になってしまう方はいらっしゃいますよね。
ハウスメーカーによる施工方法の違いや、家づくりにかけられる予算の都合などで、どうしてもしっかりとした防音対策ができないということもあるでしょう。

そんなときは、間取りを少し工夫すると、音が響くのを和らげてくれます。

静かに使いたい部屋の場所に注意する

書斎や勉強部屋、寝室は静かに過ごしたい空間ですよね。
このような部屋は、洗濯機の設置場所や子ども部屋、トイレと隣り合わないようにすると、音が気になりにくいです。

どうしても隣り合ってしまうときは、間にクローゼットなどの収納を挟んで設置すると音が伝わりにくくなります。

また、外からの音にも注意しましょう。
特に夜は、寝室が道路や駐車場に面していると、ちょっとした音でも気になってしまうということもあります。

もし、隣の家がすでに建っている場合は、窓と窓が近くにならないように配慮したり、ボイラーや換気扇、エアコンの送風機がある位置に寝室や勉強部屋を持ってこないようにしたりするといいですね。

吹き抜けをつくらない

開放感のある吹き抜けは、音が家全体に響きやすいデメリットがあります。
音が響くのが気になる方は採用しない方が無難です。

とは言え、吹き抜けには開放感があり、家のどこにいても家族の気配を感じやすいというメリットもあるので、メリット・デメリットを十分考えてみられると良いでしょう。

階段の位置に気を付ける

リビングを通ってから2階に上るリビング階段は、家族と顔を合わせる時間を作れるので、子育て世代に人気の間取りです。

ただ、こちらも吹き抜けと同じく音が響きやすいつくりになっています。
リビング階段ではなく、リビングを通らず玄関ホールから直接2階に上がれるホール階段にしたほうが、2階の音がリビングに響きにくくなります。

この記事のポイント

一戸建ての場合も、音が響くことはあります。
家の中の音、外から聞こえてくる音、いずれにしても、一度気になってしまうとゆっくりリラックスするのが難しいでよすね。

音が響くのを防ぐために一戸建てを建てる際に、防音や吸音にこだわることはできます。
また、間取りの工夫次第でも音の感じ方は変わってきます。

部屋の使い方をイメージし、外からの音や家の中の音に気を付けつつ、家から出る音にも気を付けられるよう事前に対策を考えたいですね。

モノコック構造・2×4(ツーバイフォー)工法を採用するコスモ建設の耐震性・耐久性を高める家づくりもぜひ参考にしてみてください!
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この記事を書いた人

営業部黒田 翔太

楽しく、無理のないお住まいのご提案をさせて頂きます。時には厳しい事も言いますが、大きな買い物だからこそ、お客様とは真剣に向き合っていく覚悟を持って仕事をしています。一生面倒を見るつもりですので、お引渡し後も何かお困り事がございましたら、すぐご連絡ください。

 

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