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ハウスメーカーコラム

断熱は窓が重要!冬の窓からの冷気をシャットアウトする方法

コスモ建設の田村です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。

冬になると、部屋の真ん中は暖房で暖かくても窓際にいるとヒンヤリとした冷気が入ってくるのを感じる方も多いのではないでしょうか?
「窓はきちんと閉まっているのにどうして?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、冬の部屋の寒さ対策のポイントは「窓」にあります!
窓からの冷気をシャットアウトする方法や、工事不要で断熱効果を高める寒さ対策もご紹介しますね。

冬は窓から冷気が行き来する!

外気温と熱の出入りと室温の関係

いくら家の壁に断熱効果の高い断熱材を使っていても、なんと52%もの熱が窓から流出することが分かっています。
さらに冬場は、暖かい空気が窓付近で冷やされて足元に流れ込む「コールドドラフト現象」が起こります。

また、暖められた空気は上へ行く性質があり、部屋の上部と下部で温度差が広がってしまうため床付近では余計に寒く感じます。

窓の隙間から冷気が入るだけでなく、家の中の暖かい空気も冷えてしまうので、従来の窓では暖房効率も下がってしまいます。

熱が逃げやすい窓を制すれば、冬の断熱効果はグッと上がります!

断熱の鍵は窓!トリプルガラスの秘密とは?

断熱の鍵は窓!ということで、断熱性の高い窓をご紹介します。

窓は「ガラス板」と「枠」からできていて、それぞれの性能が上がることで断熱効果も高まります。

ガラス板は、単板ガラス(ガラス1枚)、複層ガラス(ガラス2枚)、トリプルガラス(ガラス3枚)の順、枠はアルミ、アルミ樹脂複合、樹脂の順に断熱性能が上がります。

つまり、最も断熱性が低いのが「単板ガラス×アルミ」、最も断熱性が高いのが「トリプルガラス×樹脂」と言えます。

ちなみにコスモ建設では「Low-E複層ガラス」と「トリプルガラス」を取り扱っています。
先ほど窓から52%もの熱が流出しているとお伝えしましたが、Low-E複層ガラスだと27%、
トリプルガラスだと16%の熱流出に抑えることが可能です!

「Low-E複層ガラス」と「トリプルガラス」の違い

トリプルガラスってどうすごいの?

トリプルガラスは厚さが41mmあり、世界トップクラスの断熱性能を誇ります。

高性能トリプルガラス樹脂窓

窓の表面温度と室温の差が小さくなることで結露の発生も抑えられます。
結露はカビやダニの温床になるので、衛生面にとっても良いと言えますね。
防音性の高さにも定評があります。

ただし、費用面が気になるという方も多いのではないでしょうか。
トリプルガラスの断熱性能は素晴らしいものの、コストが上がってしまうのも事実。

先ほどお伝えした通り、Low-E複層ガラス(ガラス2枚)でも同条件における熱流出は27%まで抑えられるので、十分暖かさを実感できます。
予算に余裕があればトリプルガラスも検討してみると良いでしょう。

断熱効果を高めるために自分でできる窓への寒さ対策

黒板に書かれたIDEAの文字

現在すでにお住まいの家で窓からの寒さが気になっている場合、すぐに窓のリフォームというわけにはなかなかいきませんね。
家を建てる際に「解放感が欲しい」「たくさん光が入るようにしたい」と、やみくもに大きな窓を取り入れるのはお勧めしません。
足元まである窓をたくさんつけると、足元がひんやりしてきます。
外に出入りできるような大開口タイプの窓は南側の一か所にとどめるなど、大きな窓の設置をしっかり検討することは寒さ対策にもつながります。

断熱効果の高いトリプルガラスや複層ガラスを使っている場合も、窓への寒さ対策を追加でするとさらに効果は高まります。

そこで、工事不要、自分でできる窓への寒さ対策でおすすめの3つをご紹介します。

①カーテン

今あるもので簡単に対策がしたいという方におすすめなのが、カーテンの工夫です。
ほとんどのお家で、カーテンレールは2本あるかと思います。

室内側に付けているカーテンの端を、内側にある窓側のレールの端に付け、カーテンがコの字になるように取り付けてみてください。
窓とカーテンの間から冷気が漏れにくくなります!

また、下から流れ込む冷気をシャットアウトするために、カーテンを床にだらりと添わせるように取り付けるのもおすすめです。

長いカーテンがあればいいのですが、難しい場合はカーテンフックをアジャスター付きのものにするとカーテンの長さを調節できますよ。

カーテンの買い替えが可能な場合は、生地の目の詰まった遮光カーテンを選ぶと断熱効果も期待できます。
レースのカーテンしか付けていないなど、単数使いをしている場合はもう一枚増やしてみましょう。

ただし、熱の放出を遮るということは外からの熱も遮ってしまうということ。
カーテンをしめっぱなしにすると部屋がヒンヤリとしてしまいます。

日中はカーテンを開けて日光を取り込むようにしましょう。

②断熱シート

断熱シートは窓に直接貼る商品で、ホームセンターなどでも手に入ります。
窓全体を覆うタイプに多いのは透明で、梱包用のプチプチのようなものや、フィルムのようなものです。

窓の下部に取り付けるタイプはフェルトのような素材でできていて、結露の吸収を兼ねているものが多いです。
こちらは色や柄が比較的豊富にあります。

貼り付け方は簡単で、窓に水を吹き付けてフィルムやシートを貼るだけでOKというものや、シート自体に吸着性があるものがほとんどなので、手軽に対策ができますよ。

購入するのはもったいないな~という方や、本当に冷気を遮断できるのかな?と疑問に思われている方は、もしご自宅に梱包用のプチプチがあったら貼ってみてください。

もちろん製品にはかなわない部分もありますが、応急処置として「けっこう違うな!」と体感してもらえるはずです。

③断熱パネル

こちらもホームセンターなどで手に入るグッズ。
発泡ポリエチレンなどで出来た板で、窓の前に設置して使います。
色や柄が豊富でお部屋の雰囲気に合わせやすく、置くだけなので使わないときはサッと片付けることもできます。

こちらも段ボールで代用することができるので、お試しでやってみるのもいいですね。
結露が多い場合は段ボールが窓にくっつかないように気をつけましょう。

この記事のポイント

冬の冷気は窓からどんどん入っていきます!室内の暖かい空気も窓から逃げてしまいます。
窓を複層ガラスやトリプルガラスにすることで、窓からの熱の流出入は格段に防げますよ。

窓を変えることが難しい場合や、さらに断熱効果を上げたい場合は自分でできる寒さ対策を取り入れるといいですね。

カーテンを工夫する(付け方を変える、枚数を増やす、生地を変える)
断熱シートを窓に貼る
断熱パネルを窓の前に設置する
この3つは簡単なのに断熱効果は期待以上!

専用商品もありますが、まずは家にあるもので代用できますので、ぜひ試してみてくださいね。
モデルハウス

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この記事を書いた人

営業部田村 光年

携わったお客様に『私からでよかった』『私に任せておけば大丈夫』と感じていただけるお付き合いができるよう、お客様に向き合い一緒にチャレンジし、共に成長していけたらと思います。

 

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