1. トップ
  2. ハウスメーカーコラム
  3. 地震に強い家をつくる!耐震等級が大きいと安心?

Column

ハウスメーカーコラム

地震に強い家をつくる!耐震等級が大きいと安心?

家づくりの基本
地震に強い家をつくる!耐震等級が大きいと安心?

コスモ建設です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。

地震大国と呼ばれる日本、ここ北海道でも地震の心配はありますよね。

2003年に発生した十勝沖地震では全壊した住宅が約370棟。
阪神淡路大震災の全壊が約14万棟と比べると少ないのでは?と思われるかもしれませんが、元々の棟数に大きな差があります。

また、驚くべきは最大震度です。
なんと十勝沖地震の最大震度は、阪神淡路大震災・東日本大震災・熊本地震と同じ震度7を記録しています。
そう聞くと、いかにひどい地震だったかが想像できますね。

「地震に強い家を建てたい」「耐震って具体的にどういうこと?」など、地震に強い家づくりについてご紹介します。

 

耐震等級とは何か?

耐震等級とは、どのくらいの地震に耐える能力があるかを示す指標で、耐震等級には1~3級の区分があります。

 

【耐震等級1】

・数百年に一度程度の地震(およそ震度6~7)で倒壊・崩壊しない。
・数十年に一度程度の地震(およそ震度5)で損傷しない。
・ただし、地震後は大幅な補修や建て替えとなる可能性も高い
・一般の住宅の耐震性能。

 

【耐震等級2】

・耐震等級1で耐えられる地震の1.25倍の震度でも倒壊・崩壊しない。
・震度6~7の地震後でも、一定の補修程度で住み続けられる
・学校、病院など避難所になりうる施設の耐震性能。

 

【耐震等級3】

・耐震等級1で耐えられる地震の1.5倍の震度でも倒壊・崩壊しない。
・震度6~7の地震後でも、少しの補修で住み続けられる
・警察署、消防署など災害復興拠点になりうる施設の耐震性能。

 

「耐震等級1でも倒壊しないのであれば十分なのでは?」と思われるかもしれませんが、倒壊はしなくても大きなダメージを受ける可能性は高いのです。

地震でつぶれて命を落とすという可能性はかなり低いですが、地震後も住み続けられるか?というのが、耐震等級1なのです。

 

耐震度の高い家とは?

木製の家の形をした雑貨

耐震度の高い家とは、どんな家でしょうか?
強くてしっかりとした柱がある家でしょうか?

実は、柱は縦にかかる垂直の力には強いのですが、横からの力にはあまり強くありません。
もちろん柱が太いほど地震にも強くなりますが、耐震度をさらに上げるためには、地震や台風の際にかかる水平からの力に耐える構造が必要になります。

では、水平からの力に耐えるために強化したい構造について見ていきましょう。

 

耐力壁とバランスが大事

耐震性UPに欠かせないのが耐力壁(たいりょくへき・たいりょくかべ)です。
耐力壁とは、家へ横方向にかかる力に耐えるために必要な壁のことを言います。
鉄筋コンクリート造りの家の場合は、耐震壁とも呼ばれます。

家にある壁の全てが耐力壁というわけではなく、非耐力壁と呼ばれる壁も混在します。
窓の周りにある壁や玄関・バルコニーの壁など、開口部近くにある面積の狭い部分は非耐力壁である可能性が高いです。

耐力壁を多くすると地震に強い家になりますが、設置のバランスにも注意が必要です。

例えば、昔ながらの家は南側に縁側など大きな窓を設置しているため、北側に比べて壁が少ない構造です。
それだと北側に壁が集中するため、家全体のバランスが崩れやすくなってしまいます。

同じ数の耐力壁を設置しても、バランスが取れているかどうかで耐震性も変わってくるのです。

2階建て住宅の場合「直下率」というものも耐震性に関係します。
地震の際に2階にかかる力をスムーズに1階で受け止めることができれば、耐震性は高くなります。

直下率には「柱の直下率」と「壁の直下率」があり、それぞれ1階と2階の同じ場所に柱や壁がある割合のこと。同じ場所が多いほど地震の揺れを逃してくれます。

例えば1階に広いリビングなどを設けていて壁が少ないと、支える力が減ってしまいます。

直下率に関しては耐震基準に明確な基準が無いので、各階の平面図を重ねるなどして壁の位置が合っているか、枚数はどうか等を見るのが良いでしょう。

普通のハウスメーカーや工務店であれば、直下率はもちろん考えた上での設計です。
どうしても家の間取りやデザインで壁や柱の位置が合っていないこともありますが、その場合は梁を強化したり、床を強くしたりして直下率が下がっている部分をカバーします。

今住んでいる家の柱や壁の位置が合っていないからとやみくもに不安がることは無いでしょう。

 

床を強くする

地震のときに、家には水平の強い力がかかります。
床が軟弱だと建物にねじれが生じやすく、潰れやすくなってしまうのです。

そのため最近の家では床を強くする目的で、ほとんどがフローリングの下に構造用合板を敷き込むことが多いです。
このように床の構造を強くするために、剛床工法で補強する方法があります。

また、床の耐震性を下げがちなのが吹き抜けの家です。
2階の床が無い部分が多いため、耐震性は落ちてしまいます。
この場合、補強工事などを行って吹き抜けでもろくなった部分を強くする必要があります。
(ただし、耐震等級3の場合は間取りが制限されることもあります)

注文住宅などでデザイン性を高くしたい方は、耐震性もしっかりと兼ね備えられているかという点も忘れないようにしたいですね。

 

地震に強い基礎

耐震性でやはり大切にしたいのは基礎部分です。

一般的に使われる工法は「布基礎」と呼ばれるもので、1階の壁の下のみに基礎を敷きます。
布基礎は、建物の周りや柱の下だけに強い力がかかりやすくなります。

対して「ベタ基礎」は建物の下を全て鉄筋を通したコンクリートで覆うので、地震の力をより効率良く地盤に伝えられるため、耐震性が高くなります。
ベタ基礎では地面全体をコンクリートで覆うので、建物にかかる重さを分散して地盤に伝えてくれます。

基礎は厚みがある方が強くなるので、立上り部分の厚みが建築基準法では120mmとされていますが、150mm以上を採用している工務店も多くなってきています。

「ベタ基礎」は家の重さを「点」ではなく基礎全体の「面」で支えるので、地震による部分沈下を防ぐのにも有効な工法です。

ただし地面からの湿気は防げますが、その分新築して1年~2年はコンクリート自体から水分を放出するので、床下の環境対策が必要です。
コンクリートの使用量が多くなり、コストがかかるというデメリットもあるため、その点も考慮して検討すると良いでしょう。

 

重い家より軽い家

地震の力に対して、建物の重さが軽いほど耐震性は高くなると言われています。

壁の強さにも触れましたが、壁にかかる重さは軽い方が壁にかかる負担は減るので、耐震性もアップするのです。

具体的には瓦屋根よりスレート、スレートよりも金属の方が軽く、建物の構造としては鉄筋コンクリートよりも木造が軽いとされています。

木造住宅は「もろい・弱い」というイメージもあるようですが、構造次第では地震に強い建物であるということが言えます。

 

地震に強い家をつくるには耐震等級をチェック!

地震に強い家の構造は
・強い基礎
・耐力壁
・家の重力バランス(壁の設置場所)
・強い床
・家全体の重量を軽くする
という特徴が挙げられます。
耐震等級3をうたっている家であれば、ほぼクリアしていると考えて良いでしょう。

耐震等級1あれば震度6~7の地震でも倒壊には耐えられますが、地震後も長く住み続ける家にするためには耐震等級1は十分ではありません。

耐震等級3になると間取りの自由度は低くなることもありますが、地震にはかなり強い家だと言えるでしょう。

新築一戸建てをご検討の方は、札幌のハウスメーカー コスモ建設へお気軽にご相談下さい!
私たちは1984年創業以来、地域に密着した建築会社として北海道の家づくりに取り組んでいます。
北海道に適したツーバイフォー・ツーバイシックス住宅をご提案します!

 

 

関連ページ