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ハウスメーカーコラム

北海道で吹き抜けは寒い?寒いと言われる理由やその対策をご紹介

コスモ建設の田村です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。

注文住宅での憧れといえば、オシャレな吹き抜け!
「でも吹き抜けは寒いと聞くし、北海道ではなおさら心配……」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、北海道の住宅に吹き抜けをつくる際の疑問点を解決!

実は、吹き抜けだからといって必ず寒いとは限りません。
吹き抜けが寒いと言われる理由や対策方法、吹き抜けの魅力についてもお伝えしますね。

吹き抜けが寒いと言われる要因とは?北海道でも大丈夫?

吹き抜けが寒いと言われる理由は大きく2つあります。

  1. 広い空間に対して暖房能力が見合っていない
  2. 家の断熱性能が低い

吹き抜けにすると天井が高くなり、空間が広くなります。
広い空間を暖められるだけの暖房能力がないと寒さを感じるのは当然で、断熱性能についても同じです。

ただし【2】については、吹き抜けだからこそ起こる「コールドドラフト」という現象があります。
温かい空気は上に上がり、冷たい空気は下に下がるという性質をご存知でしょうか。

リビングが寒いと感じるとき、一般的には下記のような現象が起こっています。

【コールドドラフト現象】

  1. 暖房によって暖められた温かい空気が天井付近に上がっていく
  2. 天井付近にある吹き抜けの窓に触れ、空気が冷やされる
  3. 冷たくなった空気が下に降りてくる

吹き抜けでは太陽光を取り入れるため、天井付近に大きな窓を設置することが多いです。

この窓の断熱性能が低いと、天井部分の空気が冷たい窓に触れて冷え、冷たくなった空気が下に降りてきてしまうために寒さを感じることになるのです。
そうなると暖房を強くして部屋をどんどん暖めたとしても、上に上がった空気が冷やされて降りてきてしまい、暖房効率も下がってしまいます。

北海道の住宅に吹き抜けをつくりたい場合は、ある程度の工夫や対策が必要です。
次で詳しくご紹介していきますね!

北海道の冬も安心!「 吹き抜けで寒い」を防ぐための対策

吹き抜けが寒いと言われる理由は分かりましたでしょうか。

北海道にお住まいでも、家の断熱性や気密性を高めることで、吹き抜けの寒さ対策をすることは可能です。

ポイントとしては、まず吹き抜けに設置する窓の断熱性をアップさせること!
窓ガラスをペアガラスにする、樹脂製のサッシを採用するなど、断熱性能が高いものを採用しましょう。

カーテンやロールスクリーンを付けるなど、空気が窓ガラスに直接触れないようにするのも方法のひとつですよ。

また、温かい空気を循環させるように天井にシーリングファンを取り付ける、コールドドラフト対策として吹き抜けの窓の下にヒーターを取り付けるという方法もあります。

こうすれば上に集中して溜まった暖気を散らし、下からも暖かく空気を循環させて室温を均一に保てます。
床暖房を採用して、足元からじんわりと暖めるのもおすすめ!
足元が温かいと体感温度も上がるんですよ。

基本的には、北海道の住宅は断熱性や気密性に優れているものが多いです。
断熱性能をさらに上げるために吹き抜けの窓を見直し、足元からの暖房や温かい空気の循環などの合わせ技で快適な室温を保ちましょう。

吹き抜けの採用時に寒さ以外で知っておくこと

シーリングファン

新築で吹き抜けを取り入れる前に、寒さ以外のメリットやデメリットを知っておきましょう!

吹き抜けのメリットは、何といっても開放感。
高い天井と差し込む光で、明るく広く開放感のある部屋に感じることができます。
天井が高くオシャレな吹き抜けのリビングは憧れ♡という方も多いのではないでしょうか。

また、1階と2階の空間がつながっているので家族の声や気配も届きやすく、家族の存在を感じながら生活することができますよ。

一方、吹き抜けには寒さ以外のデメリットもあります。

高い天井に設置した窓やシーリングファン、照明が、掃除やメンテナンスがしづらいのは事実。
明るい日差しが差し込む大きな窓も、施工費が高額になるケースや、日差しが強い夏は暑い・まぶしい、床の日焼けが気になるという方もいます。

匂いや音が1階から2階に届きやすいという特徴もあります。

吹き抜けのメリットやデメリット、失敗しないために知っておきたいポイントなどについては、こちらでも詳しくご紹介しています。
吹き抜けで失敗しないためのポイント!メリット・デメリットも紹介

吹き抜けが寒いと言われる原因を知れば、寒さ対策は十分可能です。
「北海道の住宅では吹き抜けは寒い」と敬遠するのはもったいない!
吹き抜けのメリットやデメリットを知ってぜひ検討してみてくださいね♪

この記事のポイント

「吹き抜けは寒い」と言われる原因の多くは、断熱性や気密性が低いために起こるコールドドラフト現象です。
吹き抜けの天井に設置された窓の断熱性が低いと、せっかく温まった空気が窓に触れて冷え、冷たい空気となって1階に降りてきてしまうのです。

でも家全体はもちろん、吹き抜けの窓の断熱性をアップすることで吹き抜けの寒さを改善することができますよ。

もともと北海道の住宅は断熱性・気密性が高いものが多いので、ぜひ窓の断熱性にも注意を払ってみましょう。

オシャレで開放感のある住まいを演出できる吹き抜けは、1階と2階の空間がつながるので、家族の気配を感じながら暮らせるのもメリットのひとつです。
一方、高い吹き抜けに設置された窓やファン、照明はお手入れしづらい、夏は日差しが暑いなどのデメリットもあります。

ぜひ吹き抜けの特徴やメリットデメリットをしっかり把握して、検討してみてくださいね!
モデルハウス

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この記事を書いた人

営業部田村 光年

携わったお客様に『私からでよかった』『私に任せておけば大丈夫』と感じていただけるお付き合いができるよう、お客様に向き合い一緒にチャレンジし、共に成長していけたらと思います。

 

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