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ハウスメーカーコラム

平屋と建ぺい率の関係って?平屋の建ぺい率について勉強しよう

コスモ建設の黒田です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。

バリアフリーや生活動線の良さから、人気のある平屋の家。
ただ「平屋の家には広い土地が必要」と諦める方も多いのではないでしょうか?

どのくらいの広さの土地があれば平屋が建てられるのか?
土地の広さと住宅の広さを決めるための建ぺい率についても含めて、平屋の建築に関する疑問についてお答えしますね。

平屋を建てる前に知っておきたいこと

平屋を建てるための条件を勉強する前に、まずは平屋のメリット・デメリットを見ていきましょう。

平屋のメリット

  • 段差が少ないので高齢になっても暮らしやすい
  • 生活動線が短いので生活しやすい
  • 各部屋が近いので家族の動きがよく見え、コミュニケーションがとりやすい
  • 段差が少ないので掃除がしやすい

平屋のデメリット

  • 2階建て、3階建ての家より土地の広さが必要になる
  • 周囲が高い建物に囲まれている場合、光が届きにくい
  • 屋根の面積なども増えるため、形状によっては2階建ての家より建築費が1~2割ほど高くなる傾向がある(※階段スペースや2階に必要なホールなどのスペースを省くなど延床面積を抑えることが出来れば、建築費は逆に安くなることもある)
  • 各部屋が近いのでプライバシーが守られにくいことがある

メリット・デメリットから、平屋を建てるためには

  • ある程度の土地の広さが必要である
  • 周りができるだけ開けた土地の方が、明るい家になりやすい
  • 間取りなどによっては、2階建てに比べコストが高くなる場合と安くなる場合がある

ということを頭に置いておく必要があります。

平屋を建てるためには建ぺい率を知ろう

実際にどのくらいの広さの土地があれば平屋が建てられるのかを見ていきましょう。

ここで重要になってくるのが「建ぺい率」です。
いくら土地が広くても、建ぺい率が低ければ理想の平屋の家は建てられません。

※建ぺい率については建ぺい率・容積率を簡単に解説!お得に家を建てるには?も参考にしてくださいね。

建ぺい率は簡単に説明すると「敷地面積に対してどのくらいの広さの家を建てられるか」を示した指標です。

100坪の敷地面積の場合
・建ぺい率50%であれば50坪の家まで建築可能
・建ぺい率80%であれば80坪の家まで建築可能
という計算になります。

分かりやすいように100坪の例を出しましたが、中心部や住宅が密集しているエリアでは難しい坪数ですよね。
場所にもよりますが、実際のところ「一般のサラリーマン世帯で初めての戸建をローンを併用して検討している」方に多いゾーンとしては40~60坪ではないでしょうか。

実際にどのくらいの坪数でどの程度の広さの家が建てられるかを見ていきましょう。

家族の人数によって必要な平屋のサイズは変わる!20坪台でも平屋は実現可能

平屋の間取りは、マンションの間取りを参考に考えると大変わかりやすくなります。
分譲マンションなどは、1LDK~4LDKといったプランで紹介されていることが多いですね。

このマンションの生活モデルをわかりやすく表現すると、

  • 単身者向け・・・1LDK〜2LDK(40~50㎡=約12~15坪)
  • 夫婦2人やファミリー向け(2~3人)・・・2LDK〜3LDK(60〜70㎡以上=約18〜21坪)
  • ファミリー向け(3~4人)・・・4LDK(80㎡以上=約24坪)
    ※1坪=3.31㎡=2畳、面積は札幌で多いケースを目安にしています。

平屋も同じような広さ・作りで考えると、必要な坪数が考えやすくなります。

「ご夫婦2人暮らしの平屋の家と4人家族の平屋の家では必要な坪数は違う」ということを押さえておくと、より具体的なプランが立てられます。

【夫婦二人暮らしの場合】

ゆったりとした住まいなら3LDKの広さが必要
→60㎡の広さの家
→建ぺい率50%のときに必要な土地の広さは120㎡
→1坪=3.31㎡なので、必要な土地の広さは約36坪

もし建ぺい率60%の土地であれば100㎡。つまり、約30坪の土地で建てられる、ということになります。
ただし、30坪の土地に建てられたとしても充分な日当たりが確保されているとは限りませんので、平屋を建築する場合は、より広い土地の方が適していると言えます。

【4人家族の場合】

4LDKの広さが必要
→80㎡以上の家が必要
→例えば90㎡、建ぺい率50%で計算すると、必要な土地の広さは180㎡(約54坪)

建ぺい率30%〜40%であれば広い土地が必要になりますが、60%〜80%で考えると土地が狭くても建てることができます。
ただ、狭い土地で建ぺい率80%だと敷地にゆとりがなくなり、隣家と近いことから日当たりが悪くなる可能性があります。(間口が広ければ日当たりを確保することもできます)

建ぺい率にもよりますが、思いのほか狭いと思っていた坪数でもファミリー向けの平屋は建築可能だということがご理解いただけたでしょうか?
決して80坪や100坪の土地がなくても平屋は建てられます。
建てられる気に入った土地があれば、狭さで平屋を諦める必要はありません!

駐車場や庭の面積もお忘れなく!

駐車場や庭なども必要だという方は、そちらも加味した上で土地の広さを確保しなければなりません。

また、周囲の家とくっつき過ぎているのも・・・と考えられるのであれば、ある程度の土地の広さは欲しいところです。

そのほか注意したい点は「土地の形」です。
坪数はクリアしていても、土地の形が悪い(三角地など)と各部屋を上手く配置できず、せっかくの平屋のメリットである「生活動線の短さ」を感じにくい家になってしまう可能性があります。

道路との接地部分や方角なども関係してくるので一概には言えませんが、土地の形が悪い場合、どう活用できるか建築会社に相談してみると、良いアドバイスがもらえると思いますよ。

札幌のハウスメーカー「コスモ建設」でも家づくりに関する様々な疑問にお答えします。
お気軽にご相談ください!

狭い土地でも平屋を広く開放的に見せる工夫

ロフトと梯子

実際に狭い土地しか用意できなくても「住みやすい住宅を建てるためのヒント」とは、どんなものがあるのでしょうか?

一番のキーワードは「開放感」です。
延べ床面積は2階建ての家より狭くなってしまうので、こぢんまりとした印象を受けることもあります。

ただ、工夫次第で驚くほど広く見えるのが家。
どのようなデザインを取り入れると、家が広く開放的に見えるかご紹介しますね。

天井を高くする

平屋は2階建てと違い、開放感を演出したくても吹き抜けを作ることができません。
しかし、屋根の高さには自由度があるので、天井をうんと高くすることができます。
天井を高くすることで開放感を演出できるほか、大きい窓や大きい照明を取り付けることも可能となります。

また、天井の高さに変化をつけることで、「こっちの部屋は天井を高くして開放的に」「こっちの部屋は天井を低くして落ち着く部屋に」といったような演出もできます。

ロフト、スキップフロア、小上がりの和室など段差をつくる

段差の少なさがウリの平屋ですが、あえて段差を設けると空間のズレが生じて広く開放的に見えます。
ロフトは収納に使うことも出来るので重宝しそうですね。
スキップフロアや小上がりも段差が生じるとは言え2階建てほどの高さはないので、空間を近く感じたまま広がりを生むことができます。

天窓や大きい窓を付けて光を取り込む

光をたくさん取り込んでいる家は、明るく開放感を感じさせます。
天窓は、周辺の住宅で日当たりが気になる場合にも効果有りです!

この記事のポイント

広い土地ではないと難しいと考えられがちな平屋の家ですが、条件によっては広くない土地だったり、建物の面積が20坪台でも建築可能です。

土地の形や周辺の環境、方角にもよるので狭すぎる土地では難しい場合もありますが、「土地が狭いから」と相談もせずに諦めるのはもったいないです!
狭い土地に平屋を建てても、工夫次第で開放感ある家づくりは出来ますよ。
モデルハウス

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この記事を書いた人

営業部黒田 翔太

楽しく、無理のないお住まいのご提案をさせて頂きます。時には厳しい事も言いますが、大きな買い物だからこそ、お客様とは真剣に向き合っていく覚悟を持って仕事をしています。一生面倒を見るつもりですので、お引渡し後も何かお困り事がございましたら、すぐご連絡ください。

 

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