注文住宅で予算を削れるところは?予算オーバーしがちな部分や補助金も解説
コスモ建設です。いつも記事を見てくださってありがとうございます。
注文住宅を建てたいけれど、理想を詰め込んでいくうちに予算がどんどん膨らんでしまうということがあります。
その後の生活が厳しくなってしまった‥!ということは避けたいので、優先したいところ、削っても良いところを考えて進めることも大切です。
そこで今回は、注文住宅で予算オーバーした際に削れるところと、逆に削らないほうが良い部分について詳しく解説します。
賢くコストダウンして、理想のマイホームを手に入れるためのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
注文住宅で予算がオーバーしがちなところは?
注文住宅の予算オーバーには必ず原因があります。
なぜ予算がオーバーしてしまうのか、その主な原因と予算を超えやすい箇所について確認していきましょう。
予算オーバーする主な原因
注文住宅で予算オーバーになってしまう原因として、以下のようなポイントがあげられます。
金銭感覚がマヒしてしまう
注文住宅は数千万円という大きな買い物のため、普段なら高額に感じる100万円でも「このくらいなら」と感じてしまいがちです。
10万円、50万円といった追加費用を重ねているうちに、気がつけば大幅な予算オーバーになってしまうことも少なくありません。
優先順位をつけられていない
家族でこだわりたいポイントの優先順位を決めていないと、営業担当者から魅力的な提案をされた際に、つい欲張ってしまいがちです。
「絶対に譲れない部分」と「多少妥協できる部分」を事前に話し合っておくことが重要です。
家づくりに関する知識が不足している
住宅建築の相場や適正価格を知らないと、高額な見積もりでも妥当だと判断してしまう可能性があります。
また、どの工程でどの程度の費用がかかるかを把握していないと、想定外の出費に驚くことになるでしょう。
諸費用を計算していない
注文住宅の費用は建物本体だけではありません。
付帯工事費や登記費用、住宅ローン手数料など、総額の10~12%程度の諸費用がかかることを忘れがちです。
補助金制度を活用していない
利用できる補助金や助成金制度を知らないために、本来抑えられる費用をかけてしまうこともありがちです。
事前に調べておけば、予算内で理想の住宅を建てられる可能性もあるでしょう。
予算を超えがちな箇所
注文住宅では特にキッチンやお風呂などの設備は、グレードアップの誘惑に負けやすい部分です。
最新機能や高級な仕様に魅力を感じて、つい標準仕様から変更してしまい、予算をオーバーしてしまうということも。
また、LDKを広くしたり収納を増やしたりと間取りが複雑になるほど、材料費や施工費が増加します。
さらに、門扉やフェンス、植栽などの外構工事も、こだわり始めると費用が膨らみやすい部分といえるでしょう。
注文住宅で削れるところは?ここがポイント!

予算オーバーした場合に見直せるポイントは数多くあります。
建物・設備・外構の各分野で削れるところと、逆に削らないほうが良い部分について詳しく解説します。
【削れるところ】建物・間取り
建物や間取りの工夫で、大幅なコストダウンが期待できます。
建物の形状をシンプルにする
凹凸の少ない四角形に近い建物にすることで、外壁材や屋根材の使用量を減らせます。
複雑な形状の建物は施工の手間もかかるため、シンプルな形状にするだけでかなりの節約が可能ですよ。
延べ床面積を減らす
例えば坪単価60万円の場合、床面積を5坪減らすだけで300万円の削減になります。
各部屋のサイズを見直したり、必要最小限の間取りにしたりすることで、効果的なコストダウンが図れるでしょう。
部屋数を減らす
部屋数が増えるほど、壁や建具が必要になり費用がかさみます。
子ども部屋は将来間仕切りできるよう大きな1部屋にしたり、書斎を独立させずにリビングの一角を活用したりする方法もおすすめです。
窓・ドアの数を減らす
窓やドアは1つごとに値段がかかるため、本当に必要な箇所のみに絞りましょう。
窓を減らすことで断熱性の向上にもつながり、光熱費の節約効果も期待できます。
水回りをまとめる
キッチン・お風呂・洗面所・トイレを近い位置にまとめることで、給排水配管を短くできます。
配管工事費の削減だけでなく、家事動線の向上にもつながりますよ。
【削れるところ】設備
設備選びを見直すことで、大きな節約効果が得られます。
設備のグレードを下げる
キッチンやお風呂などの設備は、標準仕様でも十分な機能を備えています。
最新機能や高級仕様にこだわらず、本当に必要な機能を厳選することで、費用を抑えることが可能です。
既製品を使用する
ハウスメーカーのオリジナル商品より、一般的な既製品のほうが安価な場合があります。
造作家具ではなく、市販の家具を活用することでもコストダウンできるでしょう。
太陽光発電システムの導入を見送る
太陽光発電システムは高額な初期費用がかかります。
売電収入もあるものの、撤去費用なども考慮すると、必ずしも経済的にメリットがあるとは限りません。
予算が厳しい場合は、導入を見送ることも選択肢の一つです。
ただし、補助金との兼ね合いで導入したほうが良い場合もありますので、総合的にどちらが良いかは慎重に検討しましょう。
【削れるところ】外構・その他
外構や細かな部分でも、工夫次第で費用を抑えられます。
オープン外構にする
フェンスや門扉を設けないオープン外構にすることで、大幅な費用削減が可能です。
開放感があり、防犯面でも死角が少ないというメリットもあります。
カーテンや照明を後付けにする
カーテンレールや照明器具を施主支給にしたり、入居後に自分で取り付けたりすることで節約できます。
住み始めてから実際の生活に合わせて選択できるというメリットもありますよ。
削らないほうが良いところ
コストダウンも大切ですが、削らないほうが良い部分もあります。
住宅性能(断熱性・耐震性)
断熱性や耐震性は、住み心地と安全性に直結する重要な要素です。
これらの性能を下げると、光熱費が高くなったり、地震時の安全性に不安が残ったりする可能性があります。
外壁・屋根のグレード
外壁や屋根は家を守る重要な部分です。
安価な材料を選ぶと、メンテナンス頻度が高くなり、長期的には高くつくことがあります。
セキュリティ面
防犯性の高いドアや窓、セキュリティシステムなどは、家族の安全を守るために重要です。
セキュリティ面のコストを削りすぎると、不安を抱えながら生活することになりかねません。
優先順位の高いこだわり
家族で話し合って決めた「絶対に譲れない部分」は、できる限り実現しましょう。
新しい家での生活を想像することは難しい部分もありますが、できるだけ普段の生活を考えながら話し合うことが重要です。
せっかくの注文住宅で、最も大切にしたいポイントや自分たちの暮らしに欠かせない間取り・導線・設備などを諦めてしまうと、長く後悔することになります。
注文住宅のこだわりポイントについては「注文住宅のこだわりポイントを確認!理想を叶えるコツも知ろう」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてくださいね。
注文住宅で予算をさらに抑えるなら補助金や減税制度も活用!

補助金や減税制度を上手に活用することで、さらなるコストダウンが期待できます。
ただし、申請期間が限られているものが多いため、事前に確認しておくことが重要です。
ここからは、現在利用できる可能性のある主な補助金制度をご紹介します。
子育てグリーン住宅支援事業
2024年の「子育てエコホーム支援事業」の後継制度としてリニューアルされたものです。
子育て世帯や若者夫婦世帯を対象とする長期優良住宅やZEH水準住宅の新築に対して、最大100万円の補助が受けられます。
また、GX志向型住宅の場合はすべての世帯を対象に、最大160万円の補助があります。
戸建ZEH補助金(戸建ZEH化等支援事業)
省エネと創エネで年間の一次エネルギー収支を実質ゼロ以下にする「ZEH住宅」に対する補助金です。
ZEH住宅の新築を検討している方は、一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)が実施する「戸建ZEH補助金」を活用することができます。
この制度は、SIIに登録されたZEHビルダーまたはプランナーが設計・建築・販売のいずれかに関与し、かつZEH基準を満たした住宅が対象。
建築主や購入者(個人)、または販売を行う法人が申請可能です。
補助金額は、ZEHおよびZEH Orientedの場合は1戸あたり55万円、ZEH+では90万円が支給されます。
補助金の申請は年度ごとに公募期間が定められ、予算が上限に達し次第受付が終了となるため、早めの申請準備が重要です。
札幌版次世代住宅補助制度
札幌市が独自に実施する新築住宅向けの補助制度で、高断熱・高気密住宅の普及を目的とした補助金です。
適合する住宅に対して、等級に応じて補助が受けられます。
住宅の性能に応じて「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4段階の等級が設けられており、2025年度に補助の対象となるのは、上位にあたる「ゴールド」と「プラチナ」の2等級です。
- プラチナ:外皮平均熱貫流率(UA値)0.18以下、一次エネルギー消費量BEI60%以下、相当隙間面積(C値)0.5以下
- ゴールド:外皮平均熱貫流率(UA値)0.20以下、一次エネルギー消費量BEI80%以下、相当隙間面積(C値)0.5以下
補助額はプラチナが220万円、ゴールドが180万円で、対象となるのは札幌市内に新築され、該当等級の基準を満たした一戸建て住宅です。
※2025年6月現在、第2回の受付は終了しています。
新築戸建ての補助金については「【2025年最新】札幌の新築戸建てに使える補助金について解説!」でも詳しく解説しています。
あわせて参考にしてくださいね。
この記事のポイント
建物の形状をシンプルにしたり、設備のグレードを見直したりすることで、効果的なコストダウンが可能ですが、住宅性能やセキュリティ面など削らないほうが良い部分もあります。
補助金制度を活用すれば、初期費用を抑えることが期待できるため、事前にしっかりと調べておくのがおすすめです。
優先順位を明確にして、メリハリのある予算配分を心がけることで、理想のマイホームを予算内で実現できるでしょう。
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